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メルカリを始めたい人へ『変わったお客様たち編』
新型コロナウイルスの影響で家から出られず在宅勤務に励まれている方も多いかと思いますが、そのせいで非常に出品数が増えている様です。自分が売り手になったり買い手になったり、固定客がいるわけではないので毎回違った出会いがあるのもメルカリの魅力なのですが、メルカリの負の部分である『変わったお客様』についてご紹介して行ければと思います。
①商品写真が不完全。そのわけは・・・。
ゲームソフトで欲しいものがあり、しばらく相場を眺めつつ購入するかどうか考えていたところ、相場よりも高いものの、初回特典などの付属品があり、お得と判断して購入ボタンを押しました。
取引メッセージのやり取りをして、しばらくすると胸騒ぎがして、商品写真と商品説明を読むと、ゲームソフトの箱や付属品の写真はあるものの、肝心のソフトの写真が掲載されていません。
『もしかしたら、空箱をつかまされたかもしれない』
そう思い、取引キャンセルになることも覚悟の上でメッセージを送りました。
「ソフトの写真が映っていませんが、ちゃんと送ってくれますよね?」
相手「はい。もちろん箱にソフトも入れてますよ。ソフトの写真が無いことに、何か問題でもありますか?」
「入っていると聞けて安心しました。分からないことはちゃんと聞かないと不安な性分なので許してください。」
相手「メルカリは8割良い人で成り立っていますが、たまに訳の分からない悪意のある人がいますから、分からない点はどんどん質問していいと思いますよ。」
「はい、そうします。ありがとうございます。」
その後、取引相手の出品リストから空箱から抜いていたと思われるソフトだけの出品が消えたのでした。。。
※商品は後日完品で届きました。
②値引き後に条件確認してくる方
中価格帯ブランドの洋服を家族から預かって販売しているのですが、少し強気の価格設定だからかなかなか売れません。少しずつ値引きして行くと”いいね”の数はどんどん増えるのですが、コメントすらつかない状態が1週間程度続いたと思うと、ある日突然コメントが付きます。
お客様「突然のコメント失礼いたします。この商品の購入を考えているのですが、お値引き可能でしょうか?」
「コメントありがとうございます。500円程度でしたら可能です。」
お客様「ありがとうございます。1000円引きは可能でしょうか?」
無理なので、500円引いた状態に商品を編集します。
「ごめんなさい。そこまでの値引きは難しいです。今精一杯のところまで値下げ致しました。いかがでしょうか?」
お客様「ありがとうございます。分かりました。ところでサイズの表記はありますが、ウエストとヒップサイズを教えていただけますでしょうか?」
「はい。ウエストが〇〇.〇cm、ヒップが〇〇.〇cmになります。公式サイトからではなく、メジャーで実測致しました。」
お客様「別サイトではもう少し大きく表記されていたのですが、そのサイズなんですか?入るか心配です。」
別サイト(ヤフオク)を探してみると、同じ商品の掲載があったのでその数字をコピペして提示しつつコメント。
※サイズ表記が寸法ではなく号数だったため合わせたかったのだと思います。
「私も別サイトで探して来れましたので、転載致します。サイズ、どうでしょうか?」
その後、音信不通になりました。価格を下げ過ぎたので、商品を一旦削除して再度出品すると、直ぐに同じ方から値引き後の価格での購入要望コメントが入ります。
お客様「こちら、〇〇〇〇円での購入は可能でしょうか?」
「コメントありがとうございます。サイズにご納得頂けていますでしょうか?値引き対応はその確認が済んでからとさせてください。申し訳ございません。」
別のお客様「買います。」
「ありがとうございました!!!!」
値引き対応は、値段以外の全ての条件をクリアにしてからやらないと痛い目に遭うと勉強になりました。
③ネカマ(ネットのオカマ)
男の子しか遊ばなさそうなゲームソフトが売れました。買ってくれた相手は、アイコンとニックネームから推定すると顔はスマホで隠して自撮りしているものの、とてもお洒落で可愛い雰囲気の20代前半ぐらいの女性。とても丁寧で、かなり相手に対して気を遣いながら取引をされるとっても感じの良い人だなと思い、最初に抱いた違和感もどこかへ薄れ、安心して取引していました。
発送して翌日、突然取引メッセージが送られてきました。普通、発送後に取引メッセージが来ることは無く、受取確認後の完了メッセージが届くので、何か不手際があってクレームかなと身構えて読むと・・・
お客様「 仕事の都合上遅くて到着してから2日ほど受け取り評価に時間がかかってしまう可能性があります。(週末の場合は翌週月曜日になってしまいます。申し訳ありません。)取引画面で言っていただければ早く確認しますので、遅いと感じた場合は仰っていただいて構いませんので宜しくお願い致します。お手数とご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。 」
なんとなく私だけでしょうか。この文章を20代の女性が書いている姿を想像出来ないのは。勝手な想像ですが、40代以上で中間管理職を経験されたジェントルマンが書いている気がしました。あと、出品してるのが筋トレグッズばっかりでした。
④私高校生なんですが、いくら値引きしてくれますか?
一発目のコメントがこれです。もう私、嬉しくて嬉しくて、興奮しながらコメントを返しました。
「コメントありがとうございます。高校生がなんでこの商品を欲しいと思ったんですか?」
高校生「私は将来、ワインを造る仕事に携わりたいと考えている高校生なのですが、勉強のために購入したいと思いました。それで、いくら値引きして頂けますでしょうか?」
(これか。よく分からないけど自分の将来性に投資して欲しいというマネーの虎的取引は!!)
「いや~、高校生の時点でそこまで将来の事まで考えているとは素晴らしいですね。私が若い頃はそこまで将来を見据えた買い物なんて出来なかったですよ。」
(欲しい物を安く手に入れるには、それなりの対価、つまり時間や我慢が必要なのだよ!)
高校生「ありがとうございます。今はまだ、興味があるという段階ですが、そのマンガを読み勉強出来ればなと考えております。で、いくらになりますでしょうか?」
(たまらない。LINE乗っ取り犯とiTunesカードを買って来てくれとかどうとかのやり取りをしているぐらいたまらない。)
「でも、お酒も飲んだことない年ごろでしょうに、なんでまたワイン造りに携わりたいなんて気持ちになったんですか?ワイン飲めなかったらどうするんですか?」
高校生「そこまでは考えておりませんでしたが、テレビで私の住む街のワイン醸造所が紹介されていて、その工程を見て携わりたいなと思ったのです。で・・・(以下略)」
最終的に1割値引きしてあげて売買成立となりました。この1割は値打ちがありました。この自称高校生からすれば、私が変なおじさんだったかもです。
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