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朝一のメールチェックが会社をダメにする
―――朝は脳が一番クリエイティブな時間だから、メールチェックなんてムダな作業で台無しにしてはいけない―――
この言葉(類似する言葉も沢山ありますが)を初めて目にした時、雷に打たれたような衝撃を覚えました。
朝の大事な時間をメールチェックから始めることで、無駄に過ごしていた事例
- 出社の前に会社の前でタバコを吸う(8時20分)
- PCを起動する
- 珈琲を淹れる
- PCが立ち上がった時点でメーラーを立ち上げる(8時30分)
- メールチェック(読むだけ)
- メールを読んだ上司から、質疑応答のため呼び出される(9時00分)
- 帰席しメールの返信を書き始める(9時10分)
- ひと段落ついたのでタバコを吸いに階下へ行く(9時30分)
- 再び返信があったメールチェックをする(9時50分)
- 打ち合わせがあるので会議室へ行く(10時00分)
- 会議が終わったのでタバコを吸いに階下へ行く(11時10分)
- 帰席し昨夜終わらなかった企画書に手を付け始める(11時20分)
- 企画書が出来上がらないまま昼食を摂りに後輩を連れて出ていく(12時00分)
- 午後一から気を取り直して企画書に再着手するも、眠気が襲ってきて集中できないのでタバコを吸いに行く(14時00分)
- 突然顧客からクレームが入り対応に追われる(14時30分)
- クレーム対応が終わり、関連部署との調整を電話で行う(16時30分)
- クレーム内容について上司への稟議書を作成する(17時00分)
- 稟議書が仕上がり、一旦タバコを吸いに階下へ行く(18時00分)
- 企画書がまだ出来ないか上司から催促を受ける(18時10分)
- 企画書を本日中に作らないといけなくなり残業が確定したと奥さんに連絡(18時15分)
- 企画書が出来上がるも内容は今一つだが退社(20時15分)
- 翌朝、出来の悪い企画書を読んだ上司から詰められる
日経アソシエという駆け出しの社会人一年目から五年目ぐらい御用達の雑誌にある「時間術」みたいな企画にありそうなダメ事例を想像で書いてみました。
しかし残念なことに、就職活動をしていると見かける「先輩社員の仕事の流れ」では、大抵出社後30分はメールチェックと書かれています。まあ、自分も右に倣えで30分どころか午前中ずっとメールチェックしているだけみたいな日もありましたが、実際メールに目を通して、真面目に返信しているとこういう風になってしまうんですよね。あと、上司への報告とか、関係部署への依頼とか、気を遣う文章を書くのってすごく時間がかかるので、考えながらメール作成するととにかく新入社員の間は時間がいくらあっても足りないなと感じていました。
誰も働き方を改革してくれない
でも、実際仕事の効率が良い人と悪い人の違いって、仕事のスピードや他人の使い方以外に、時間と脳の使い方だと思うんですよ!
出社したらまずメールチェックすることが礼儀作法として間違ってはいないので、そこからすることを誰も怒って直させようとはしませんが、メールチェックを起点に仕事を始めると効率悪いよねって言うことに気付いて、自分で働き方改革しないと会社が求める作業スピードとクオリティアップを同時に達成することは出来ないですよね。
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