ブログ

iPadと出会い14年の感想

先日ふと思い出しました。初代iPadを発売して直ぐに注文したことを。当時私は営業マンとして新幹線や飛行機に乗って東京から地方へ移動する日々を送り、ある問題点にぶち当たっていました。それは、紙媒体の重さです。お客様に提示する資料や、調べものをしたい時に何でもかんでも紙媒体なのです。本当に辟易するほどカバンが重たかったのです。そんな折、発売されたiPadはカタログや図面を入れておきさえすればどこでもいつでも見つけたい資料を一発で出して、説明するみたいな妄想を膨らませて即刻購入した覚えがあります。

現実は映画を観て漫画を読んでカバンに入れっぱなし

非常に良かった点は、2010年と言えばまだスマホの出来があまりよくなく、モバイルバッテリーもしょぼく、何をするにも電池不足に悩まされていた時期でありましたから、新幹線などの移動時に映画を観たり漫画を読んだりする、スマホと違う端末があるというのは大きかったです。

その当時、サブスクリプションサービスなんてほとんど無くて、iTunesストアから映画を一本400円くらいでダウンロードして、それを行き帰りに1本ずつ観るみたいなちょっとした贅沢を楽しんでいました。今思えばその2本にちょっと足せば1か月まるまるネットフリックスが見放題の時代が来るのにも関わらずです。

それと、今でも使っているkindleで大人買いした漫画をひたすら読むというのも贅沢でした。子供のころ読みたかったけど読めなくて、すでに完結している漫画を買っては一気に読む、それも出張へ向かう新幹線の中で。というような使い方・・・。

いや、冒頭の妄想はなんだったのでしょうか。

客先でiPadを出して説明したのは1回だけでした。

もはやそのあともずっと紙媒体を愛し続けていた私。

営業マン人生後半の方に差し掛かると、営業先の事務所でiPadを鞄から出して画面を開いた瞬間に、漫画や映画の画面がパッと出て来てしまい「こいつ舐めてるな」と思われるのが嫌で、もはやそんな端末使いこなす気にすらなりませんでした。

あと大きな問題は、あの頃はローカルネット回線に繋げられないWi-Fiモデルでないので、常にダウンロードしておくなどの準備をPCで行わなければならないところが邪魔くさかったのです。映画や漫画はダウンロードする癖に。

2台目はipad mini 4

徐々にスマホそのものが進化していったこともあり、ほとんど使うことが無くなってしまった初代iPadはいつしか電源が入らなくなっていました。使わないから電源を入れず故障してしまったわけですが、なければ無いでたまに少し大きな画面でウェブコンテンツを楽しみたくなるという、ない物ねだりをしたがるのが人間のイケナイところです。

結局、iPad miniが価格的に4万円台で買えるということもあり、再購入することになりました。初代は10インチぐらいだったのですが8インチほどに小さくなったことで本体が小さく、A4が入らないぐらいの大きさの手提げでも入れられるので非常に便利になりました。

動画や漫画に関してもこのサイズだったら全然ストレスなく楽しめるので、全く大きくなくていいなと思いました。

ただ一つ、一番安いモデルだったので容量が16GBしかなく、アプリを入れるとあっという間に漫画も動画も何もかもが容量制限を受けることになり、使い勝手が悪いなと感じる場面が多くストレスになっていきました。

3台目はiPad mini 6 これが今のところ最高

これは現在も使っている過去最高のタブレットです。この時奮発してApplePencil2も同時購入しましたが、これは無意味でした。

iPad mini 6は、端末のベゼル側にTouch IDが搭載されていていることと、USB-C端子に変わったことでおもちゃから仕事道具に変わるという期待値がグッと高まりました。

購入して3年経ちますが、今や超高性能なおもちゃになりました。

初代やmini4の時と大きく異なるのが、iPhoneからのテザリングでどこでもネット接続出来るので、自宅の外で使う場面が増えたので、少しの待ち時間でNetflixの視聴をすることや通信が必要なゲームアプリで時間つぶし出来るところが使い勝手がよく、外出の際は子供たちの面倒をよくみてくれるベビーシッター代わりに必ず持ち歩いています。

あったらいいなはなくてもへいき

この言葉通り、スマホで出来ることを大きな画面でやっているだけに過ぎないので他に何かどうしても必要なものを我慢してまで買うべきものでは決してありません。

iPhoneの周辺機器という位置づけであるこのiPadですが、他にもAirPodsやAppleWatchなど、あったらいいな、でも本当に必要かな?という疑問が多く集まる製品にこそ、ネット上のレビュー需要が多く発生し、結果的にYouTubeやブログはこれらのレビューで溢れかえっているのです。

しかも厄介なことに、レビューサイトはアフェリエイトを兼ねているため、そこに載せた広告をクリックさせた数が収入に直結するため、褒める傾向が強くなってしまうわけなんです。

弊社のブログは、アフェリエイト広告は一切入れておりませんので、忌憚のない意見しか書かないようにしています。高い買い物をするとその高揚感から、その製品への肯定的な意見を書きがちなので、使い倒してから書くようにしています。

先日発売されたばかりの新型iPhoneについても数件レビューを見ましたが、アップルの公式サイトに書いてある内容を、学生が板書を写したようにしか見えないような、そのまま書き写したようなブログにしていてビックリしました。あんなのよく平気でするなと。コタツ記事とか言いますけど、それ以下です。ホットカーペット記事ですあんなのは。

ということで、iPadは高いおもちゃなので欲しけりゃ買えばいいと思います。私も欲しいから買いましたし、ちゃんとした使い方は見つけました。以上です。

コメントを残す


お問合
わせ