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とにかくハロウィンが嫌いな大人は・・・

実際の所、ハロウィンが何を目的としたイベントなのか分からずに仮装してお菓子を配っている方も多くいらっしゃると思います。子供がいる家庭では特に、お友達同士集まってお菓子を配り合うイベントを周辺の土日もしくは当日に行うのが年中恒例行事として定着しつつあるのではないでしょうか。

ハロウィンとは

古代ケルトのドゥルイド今日で行われていたサウィン祭りが起源で、悪霊に取りつかれない様に自分たちも悪霊に扮し身を護る儀式だそうです。知らんけど!!

日本にも江戸時代から祇園などで舞妓さんが仮装して神社にお参りする「節分お化け」というイベントがあり、水商売を中心に今でもその風習が残っています。これがあるのにもかかわらず、欧米からクリスマス、バレンタイン、ハロウィン、イースターとどんどんイベントを輸入して自国文化の様に育ててしまう、日本人の悪いところがもろに出てしまっています。

私がもし日本の年中行事を全て決める権限があるならば、真っ先にハロウィンを中止にして、節分お化けと統合し、仮装した若者が門前町を闊歩し神社仏閣を参拝し、家では鬼に仮装した大人をこちらも仮装した子供たちが豆で退治し、その対価としてお菓子を貰えるというイベントに変えます。

ハロウィンが日本でも定着している・・・

クリスマスとバレンタインが欧米から輸入され半世紀以上日本で定着している理由は、カップル向けだからです。カップル向けであれば、プレゼントが用意されるべきであり、どんな形でも金銭が動きます。商業的に成功させたい人々がバックアップし続けるので、無くなることはないでしょう。

ハロウィンが日本で10年未満ではあるものの、10月末の定期イベント化した理由はカップルになる相手を探すイベントだからです。子供が仮装してお菓子を貰うのと対照的に、大人は繁華街に仮装して行って、イタズラされたくなかったらLINE IDを交換してと異性に声掛けするのです。ハロウィンで出会い、クリスマスを一緒に過ごし、カウントダウンイベントに行き、初もうでをして、バレンタインデーに本命チョコを貰い、ホワイトデーに3倍返しのプレゼントをし、交際を申し込むわけです。そして、4月に出た辞令で離ればなれになり、5月病になり、6月は祝日が無くさらに病み、7月8月9月と無為に過ごし、10月末にまたハロウィンで新しい出会いを探すという性のスパイラルがここに完成したのです。

これがもし節分お化けになってしまうと、クリスマス商戦がイマイチ盛り上がりに欠け、バレンタインが吸収合併されかねない危機にさらされてしまい、2月と言う季節的な要因もあり露出度の高い仮装も困難なことから、今以上に盛り上がるイベントには出来ないという、商業的な失敗が見えているからこそ、日本人として誰でも知っているあのイベントをハロウィンの代替として持って行く案は棄却されてしまうでしょう。

部外者は黙っておきましょう

ということで、ハロウィンはクリスマスの少し前に恋人になりそうな相手を探すイベントであるということを理解した上で、対象者以外は街の風紀が乱れるなど否定的な意見を言うのは止めましょう。否定されればされるほど自分たちに注目が集まっていると思いエスカレートします。あなたたちは成人式で荒れる新成人から何を学んだというのですか、と怒られますよ。

今年は部外者に徹し、仮装せずに平穏に日本シリーズを見ながら過ごすことが出来たので良かったです。

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