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”こうすりゃよかった”ふるさと納税

みなさま、ふるさと納税をご利用されたことはございますか?私は昨年末駆り立てられるようにふるさと納税に初挑戦し、色々と教訓を得ましたので、何番煎じか分かりませんが体験談をお伝えしたいと思います。

ふるさと納税ってそもそも何?と言うところからスタートして、行きつく先はふるさと納税ポータルサイトと呼ばれる各種仲介サイトです。

利用するとAmazonポイントが手に入ると謳っていたりするので、ここを使わなければ損をしてしまうという思い込みから、私はポータルサイトを利用しました。今では後悔をしています。

ポータルサイトを使ってなんとも言えない気持ちに・・・

ポータルサイトは、検索性に優れ、ビジュアル面も物欲を煽られるように出来ていて、何よりクレジットカードで募金が出来てしまう手軽さがあり、さらにAmazonポイントの還元なんかをやってしまうので、使わなければ損だと言う気持ちにさせられます。実際使う方が得だと思います。

一方で、ポータルサイトはあくまでも手数料と広告料で成り立っているので、我々が納税するはずだったお金を、中間業者に取られているという側面があります。聞く話によると、手数料と広告宣伝費で寄付金の10%超がポータルサイト業者へ流れているという話です。

このことに気付かされたのは、話題になっていた返礼品が検索しても出てこなかった時に、後から変だなと思って調べたらそのような問題点を指摘するブログ記事がたくさん見つかったことです。

ポータルサイトを使っても肝心の書類作成は自分でやらなければならない

魅力的な返礼品の中から、上限額いっぱい、5自治体まで(ワンストップ特例を受ける為)を選んで、クレジットカードで入金するところまでは1時間もかかりませんでした。私は12月31日にこの作業をやったのですが、本当に大変なのはここからでした。

ワンストップ特例を受ける為には、各自治体に寄付されたことを確認して、その上で書類を作成して1月10日までに受理されなければいけません。それを過ぎるとワンストップ特例を使えず、確定申告しに行かなければなりません。

慣れた自治体は、1月6日ごろに自宅へふるさと納税の寄付を証明する書類と共に、ワンストップ特例の申請書を送ってきてくれました。4自治体中2自治体がこれに該当しました。私の場合、1月9日までに送らなければならなかったのですが、送ってこなかった2自治体は全く便りが無く、危機感を持ってそれらの自治体の窓口へ電話をかけ、寄付があったことを確認してもらった上で自分で書類をダウンロードし、マイナンバーを記載して、免許証のコピーとマイナンバー通知書のコピーを同封して送りました。この作業だけで、1時間程度かかり、私が昨年年賀状をウェブ上で作成した時間を優に超えてしまいました。

いきなり届く

私はふるさと納税の返礼品が、寄付額によらず2000円の自己負担でどんな高級品でも手に入れることが出来ると言う魅力以上に、ふるさと納税は普段通販で売らないような地域の特産品を手に入れることが出来る、田舎の親戚が特産品を送ってきてくれる感に大変大きな期待を持って利用することを決めました。

ふるさと納税の困った点、それは「いつ届くかほぼ前日までにしか分からないこと」です。

私の場合、肉、肉、肉、魚というラインナップで返礼品を申し込みましたが、全て冷凍や冷蔵で届くのです。その結果、親戚のおじさんから「今日、カニをクール宅急便で送っといたから」という嬉しいけど身動き取れない的な、本当に嬉しいから全ての予定をキャンセルしてその宅配だけに合わせに行くということを、4回やられてしまう(人によってはもっと何回も)ことです。

特定の自治体を攻撃するのは良くありませんので名前は出しませんが、ある自治体は、ポータルサイトから午前9時ごろメールが届き、「昨日発送し、本日到着予定です。」というとんでもない時間差攻撃をされました。これはたぶん、その自治体の担当者が、返礼品の生産業者からオンタイムで配送した連絡を受けた時にはいてないかもしくは退庁していて、翌朝確認してポータルサイトに連絡を入れると言う仕組みだったからだと考えられます。手動でやっていれば仕方ないですが、その日私がどれだけ焦ったか、想像して欲しかったです。

自治体によってバラバラ

ふるさと納税は、自治体それぞれがある程度ガイドラインや成功した自治体の真似から入って、最終的に独自のシステムで運用しています。ホームページ上にあるフォームからスムーズにクレジットカードを使って寄付できる自治体もありますし、ファックスで申請書を出して銀行口座へ振り込まなければならない自治体もあります。SEO対策が出来なければホームページの返礼品までたどり着かず、知名度がない自治体、返礼品のPRに技術がない自治体はとりっぱぐれが出てしまいます。そのため、前述したとおりポータルサイトが蔓延る結果となり、我々の大切なお金が手数料や広告宣伝費として搾取されてしまうわけです。

2019年はこうしたい

まず、昨年の反省を生かして一年間かけてじっくり返礼品を選んで寄付していきたいです。実は、フルーツなど季節限定の特産品があり、年末に年賀状と同じように慌ててすると限られた物の中から妥協して選ばなければならなくなります。そして、返礼品は雪崩のように一気に突然クール宅急便で送られてきます。

次に、自治体のホームページから直接寄付したいです。せっかく地域振興するのだから、ポータルサイトで吟味してから直接手数料がかからない様に申請したいと思います。

最後に、やはりお世話になった地域へ寄付したいです。 寄付するとき、お世話になった人たちの顔が浮かぶと良い気持ちになると思います。

ふるさと納税は、悪法だという記事をこのブログを書くにあたってたくさん読みました。言ってることは正論なのですが、ふるさと納税という制度が出来て運営されはじめて市民権を得た今、インセンティブ心理が働いて利用するのは当然で、これまで住民税や事業所税など、立地だけで得て来た税収を地域振興でカバーしていかなければならないという点では公平で、逆にその位大きな自治体であれば利用できる資源は比べ物にならないほどあるはずで、ふるさと納税が小さな地方自治体だけがやるものだと言う先入観だけで批判する人は間違っていると思います。

弊社では、ふるさと納税の返礼品にされているパターやアイアンを何点かめっきしています。少し高額になりますが、店では買えない限定品があるので探してみてください。

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