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歯磨きが命を救う(らしい)

以前ブログで書いたことがありますが、歯磨きで健康を維持できるという話を提唱し続けている歯科医の、少し説得力のあるお話をご紹介します。

インフルエンザ患者報告数 直近5シーズン

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/  より引用

このグラフは東京都のインフルエンザ定点医療機関当たり患者報告数ですが、赤色の折れ線グラフが例年ピークを迎える1月2月に2018年―2019年シーズンに最大65人いた4weekで、2019―2020年シーズンは13~14人(グラフから読み取ると)と、新型コロナウイルス感染予防が始まったころから激減してると分析出来ます。

歯科医が主張する口腔衛生の意義

  • インフルエンザは年間3000人亡くなっているが、そもそも風邪やインフルエンザに罹らなければそれだけの人間が亡くならなくて良かったということ。今シーズンはこの人数が上手く行けば600人ぐらいになるのではないだろうか。
  • インフルエンザを発症する原因は、歯垢が溜まった汚れた口腔内でウイルスが増殖することだから、手洗いうがいに加えて、歯磨きや歯石除去などによって口腔ケアをすることで感染リスクを防ぐことが出来る。
  • 定期的に口腔ケアに通う患者を一例に挙げると、通院し出して30年間風邪を引いたことが無いという人がいる。
  • 日本人が親から教わってきた衛生観念がいかに優れているか、今まで如何に守れていなかった人が多かったかということが今回の騒動ではっきりした。

歯科医ですから当然口腔ケアの重要性を主張されているのですが、面白いことにそもそも歯垢が少ないと口腔内でウイルスや菌が増殖しないので、感染リスクが下がるという研究結果もあり、自分の患者は風邪を引かないとまで断言してしまっているところが興味深いなと思いました。

ビジネスとして捉えると、毎日歯磨きをすると虫歯のリスクが下がるので、歯科医は儲からなくなりますが、「健康のために歯磨きをしろ」と言えるのはご立派だと感じます。

口を酸っぱくして親から言われてきた歯磨きの大事さ、この時期だからこそ思い出してみましょう。

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