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流行に乗っかって鬼滅の刃の話でもしましょう
私は鬼滅の刃が好きなのですが、いつかブログに記事を書こう書こうと思い温めていた想いを、コミックス23巻発売後のこのタイミングにしました。アニメと映画の大ヒットはともかくどちらも観ていないので、コミックス派なのでコミックスを元にお話しさせていただきます。
鬼滅の刃がバズった理由
アニメが凄いと言われていますが、世の中で何かが流行する理由なんて簡単で、流行っているからです。身の回りで、SNS上で、テレビで毎日毎日騒がれるから興味を持って観るからです。本質的な部分で、面白い話であるし、凄いアニメの出来が良いらしいし、キャラクターが魅力的で感動的な話が多いのですが、他の漫画を見渡しても良い作品は沢山ありますが、それをヒットに繋げられるかどうかは作品のポテンシャルよりも販売戦略や運の要素が強いと思います。
コロナ自粛期間中にコンテンツに飢えた人たちの拠り所になったという要因が、運の要素として強いなと感じました。「普段アニメを観ない」人にリーチしたわけですが、昔Wiiが「普段ゲームをしない」人にリーチした時と似ているなと感じました。加えて、公開予定だった無限列車編が4か月ほど公開時期が延期され、その間にさらにたくさんのファンを獲得したことも理由に挙げられます。
既にコミックスは販売されていたし、なんなら少年ジャンプでは完結していたので、先のストーリーを皆ネタバレされた状態にも拘わらず、映画館へ足を運ばせるという状況を作り出したわけですから、コロナが完全にプラスに働いたと言えるでしょう。
むしろネタバレが功を奏している
心理学の実験で、ある映画を視聴させる前にグループAには結末をバラして、グループBには結末を隠したままにしたところ、グループAの方が映画が面白かったというものがあるそうです。
ということはみんな、煉獄さんが殺されてしまうことを知っていて、その生きざまに感動して泣くために映画館へ向かうわけです。映画館から泣きながら出てきて、まさかこんな
誰もが感動できる保証があるから、たくさんの人がアニメをAmazonプライムやネットフリックスで全話観て、お金を出して映画館へ足を運ぶということです。
映画を観ていない私見
冒頭で触れたとおりアニメと映画を観ていない人間として言わせてください。
「無限列車編ってそんな面白かった?」
すみません。映画館へ観に行き、涙を流した方々へは本当に失礼なことを申し上げていることは重々承知です。だからこそ話を知ってる人は「どこがそんなに凄いんだ。一度観に行かないと。」と映画館へ行くのだと思います。
というのも、コミックスで7-8巻が映画に相当する部分で、全23巻からすると1/3しか終わっていないし、ここからもっと凄い上限の鬼が沢山出てきて、柱たちもたくさん活躍して、それぞれの過去が膨らんでいってと凄い展開が待っているのに、冒頭の登場人物もまだ大したことが無い時点で、ここまでヒットしたらこれからどうなるんだという純粋な疑問を持ったのです。
おそらくこれからコロナ禍で獲得したファン層もにわか雨のように止んで、沈静化するでしょうが、コアなファンが増えたのも事実なので今後2~3年以上安泰のコンテンツになるでしょうね。
無限列車編の後に続く物語
正直最終巻に繋がる4巻ほどは、息を飲むような展開の連続と、過去に繋がる切ないストーリーが折り重なり、不朽の名作であるのですが、今後どういう風に鬼滅の刃が成長していくか気になるところです。
まあ是非とも完結した今のタイミングで一度コミックスを手に取ることをお勧めいたします。
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