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大学共通テスト世界史Bカンニング事件について

大学共通テスト(元センター試験)を経験したことがあるので色々と思ったことをつらつらと書きたいと思います。

リスクとリターンが見合っているか

試験のカンニングは絶対あってはいけないことで、今回の場合偽計業務妨害罪に問われるらしいのですが、大学の時はカンニングが発覚した場合その期の単位が全て失われるということに加えて、次行った場合除籍処分になるという重い懲罰が課されることになっていた記憶があります。友人が一人見つかってそんなことを言って、せっかくあと1年毎日学校に通わなくても卒業出来ていたはずなのに、ゼミや卒論の単位が20単位ぐらいごっそり取れなくなり、授業だけで卒業まで綱渡りすることになりかなり沈痛な面持ちで、普通に単位が足らずに授業を受けまくっていた私と、大学4回生後期の授業を一緒に受講していました。

ハイリスクハイリターンではあるのですが、学生時代のリスクは卒業出来なくなるかもしれないというものですが、リカバリーが出来ます。ただ、共通テストなどの場合、二度と大学に入れなくなる、前科がつくなどリスクが全くリターンに釣り合ってないですよね。今時いい大学に入学出来たからと言っていい人生が送れるかどうかなんて全く補償されていないわけで、いい大学に入ったら、選択肢が増えるだけだということにもっと周りの人間が気づかせてやれたら良かったですね。

技術的に可能なのだと思ってしまった

私が大学生のころも既に写メが送れる携帯はありましたし、もしかしたら通信機能を使ってカンニングをやらかしている人もいたかもしれません。

それより6年以上前の私が小学生のころは、カンニンGOOD(グー)というコロコロコミックに連載されている、カンニングを行うギャグマンガがあり、その中で当時最先端の技術を使って問題を通信機器でサポート役の祖父へ送り、答えを学校の校庭から合図を送って伝えたり、アドバルーンで答えを発表したりと子ども心をくすぐられましたが、遂に時代はカンニンGOODに追いついてしまいましたね。

amazonより引用

時代が変わったなあと思うおっさん

依頼もスカイプ、問題発覚もTwitterとSNSが無かったら成り立って無かったし、明るみに出ずに闇に飲まれてしまっていたというところに時代を感じています。

昔だったら問題作成スタッフから(これは関係者に知り合いがいて、1000%あり得ないと説明を受けて納得しているので確実に無いと思います)か、問題用紙印刷業者か、問題用紙運搬業者か、会場スタッフなどに最大限対策を打っていれば流出を防げ、試験中の流出確率は0ではないが、試験監督の監視で問題ないと考えられていたでしょう。

スマホを袖に隠して動画撮影し、そこから画像をキャプチャしてメッセージまで打って発信したとありますが、そんなチャンスがあったことにも驚かされました。自分が試験を受けたときは3人ぐらい試験監督がいて、どうやったらそんなことが器用に出来るか疑問しか浮かび上がってこないです。

しかも、今って家庭教師をスカイプでやるんですね。

Twitterも魔女狩りみたいに犯罪を探し続けてる人や炎上させる人材が揃っているようで、こういう話題の拡散性も凄まじいですね。

SNSは炎上じゃなくてエンジョイに使われることを祈っております。

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