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小学校卒業までのいじめ

小学校卒業まで時間を遡り、その時の学校内でのいじめについて振り返ってみようと思います。

いじめというものは色んなパターンがありますが、私が受けた小学生時代のいじめというものは、恐怖と言っても過言ではないレベルのものでした。

典型的ないじめっ子

私をいじめて来たのは上級生で、その街では有名な悪ガキでした。その悪ガキは中学年ぐらいから頭角を現し始め、とにかく酷い目に遭わされたという話しか聞かないようなたちの悪いいじめっ子でした。

私が標的にされたのは、運動会の日に少し目障りだったという、彼からすれば日常の通り、ターゲットを見つけ、因縁をつけるというものでした。

因縁をつけられた私は、帰り道で襲撃を受けました。

友達が突然、「やばい!電信柱の陰に隠れろ!」と叫ぶので何かと思えば少し遠めから石を投げられてきたのです。

あー、これはまずいと思い、少し距離があったので走って逃げました。

そうこうしていると、昼休みに運動場で遊んでいた時に声をかけられました。

はっきり言って、彼と親しく話そうとしている連中は、一緒にターゲットを見つけて攻撃するという役割を持っていることで安全圏にいるだけにすぎず、それ以外の人間は声をかけられたらターゲットにされ、暴力を振るわれるということが周知の事実でした。なので、なるべく近寄らないように過ごしていたのですが、その日は気を抜いていて目の前に現れるまで忘れてしまっていました。

「おい、ちょっと面貸せや。」

うわ、終わった。

私はとっさに走って逃げましたが、取り巻きに囲まれて逃げられないで困っていると、肩をつかまれて校庭から体育倉庫の裏に連れて行くと告げられ、顔面から血の気が引くのを感じました。

あー終わった。もうこれは賭けに出るしかない!と思い、大声で叫びました。

「僕がなんか悪いことしたんですか!?これからあっちに僕を連れて行って何しようとしてるんですか!?殴るんですか!?やめてください!!」

そういうと、鬼の形相でこちらを見たかと思うと逆側を向いて、何をするのかと思ったらその場で裏拳をぶん回して僕の顔を一撃。

鼻から大量の鼻血が出てきた時点で、先生が駆け寄って来て保健室に連れていかれました。

保健室の中では意味が分かりませんでしたが、僕の鼻血の治療と、攻撃した際に擦りむいた手の甲を治療してもらういじめっ子の姿が・・・

「お前は俺に盾突いて、大げさなことにしてくれたから許さん。毎日学校が終わったら出口で待ち伏せして徹底的にいじめてやる。覚悟しろ。謝っても許さんからな。」

もう意味が分かりません。

僕は、こうなることを予想していたので、保健室の中で先生に「明らかにこんなこと言われてる生徒を見て、止めなかったら最低ですよ。毎日家まで保護してくれるかここでやらないように釘を刺してください。」

と言いました。

先生は担任を呼んでくると言い、そこでなんとかいじめっ子に対する説得をしてくれて、「毎日待ち伏せしてリンチするのはやめる」と約束させてくれました。

いや、説教せんのかい!!笑

ここまでの問題児を相手に先生方、大変だったと思いますが、僕は僕で生きるのに必死だった10歳ぐらいのころの話でした。

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