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【安田記念】AIが馬券を外した理由と、その時私が学んだこと
先日のブログで、日本ダービーをAIに任せて馬券を買ったら的中した、という体験を書きました。
▶ ChatGPTに競馬の予想をさせたら的中した話
「これはイケるかも」と思い、続くG1レース「安田記念ZX」でも同じように、AIにすべてを任せてみました。
馬の選定だけでなく、買い方や金額配分まで完全にChatGPTに委ねて、表示された通りに馬券を購入しました。
しかし――結果は「不的中」。
理由は単純で、AIが提案した馬の番号が間違っていたからです。
幻想に導かれたAIの「ハルシネーション」
このミス、AIの世界では「ハルシネーション」と呼ばれるものにあたります。
AIがもっともらしい答えを出力しながらも、事実と異なる内容を含んでしまう現象です。
実際には、AIは「◎ソウルラッシュ、○ジャンタルマンタル」といった予想そのものは良い線をついていたのですが、それに紐づく馬番の出力に誤りがあったのです。
さらに言えば、**2着に来た中穴・ガイアフォース(13番)**については、AIも自分も読み切れていませんでした。
つまり、全体的な構図としてはそれなりに良かったけれど、「数字」と「抜け馬」という2つの見落としがあったというわけです。
結局、責任は「使う側」にある
こうした失敗を振り返って感じるのは、やはり最終的な責任は自分にある、ということ。
少額とはいえ、お金をかけて馬券を買う行為において、最終確認を怠った自分のミスです。
馬番が正しいかを確認するだけで防げたことでした。
生成AIは非常に便利ですが、出力結果をそのまま信じて使うのではなく、「人が整えて使う」ことが前提だという基本を忘れてはいけなかったのです。
でももし、馬番が間違ったまま的中してしまっていたら――
今回のように「外れた」からこそ、こうして冷静に反省し、次につなげようと思うことができました。
けれども、もし番号が間違っていたまま、それでも結果的に的中していたらどうだったか?
きっと自分は「ギャンブル運が強い」と思い込んでいたでしょう。
チェックもせず、流れのまま、根拠のない自信に酔って、買い方すら粗雑になっていたかもしれません。
そう考えると、今回の不的中は、ある意味では“ありがたい躓き”だったのかもしれません。
まとめ:AIとどう向き合うか
生成AIは確かに強力なツールであり、今回の予想も軸としては悪くありませんでした。
とはいえ、中穴のガイアフォースの激走や、馬番出力の誤りといった不確定要素は依然として残っています。
そして何より――AIは「使いこなす」ものであって、「任せきる」ものではないという現実。
人間の目と判断が加わって、初めてAIは実用に足る存在になります。
さあ、次の宝塚記念こそチェック体制を万全に、予想はAIに委ねて勝ちたいと思います。
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