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なぜ人はヨガに救いを求めるのか
私は人生で二度、ヨガを始めたいと思った。
一度目は大学生のころ部活で伸び悩んでいた時に、占い師にこう言われたからだった。
「君の筋力に、柔軟性を持たせれば怖いものなしだ。すぐにヨガを始めなさい。」
・・・・は?
その占いは四柱推命だったのだが、なぜか私の肉体のことにばかり言及してくるのだった。しかし、スランプとまではいかないものの、大学から始めた柔道で力はついたが技がつかず悩んでいた私にとって、恋愛運より仕事運より、ヨガが響いたわけです。
で、ヨガを始めようかなと思って本屋へ行ったのですが・・・
所謂ポージングこそが全てであり、一般的に普及しているヨガはハタヨガと呼ばれるものなのですが、個人的には「美的」とかじゃなくて「ガチ」のヨガがいきなり学びたかったので、この本を手に取ってみました。
パラパラとめくっていくと、鳩のポーズとか、死人のポーズとか、聞いたことのあるようなポージングが並び、徐々に人間が普通そこまで出来ないであろう手首や足首の角度に曲がった写真が出てきます。
そして、最後は・・・
胡坐をかいたまま50cm以上ジャンプしてる写真が!!
これは1995年世間を混乱に落とし込めたあの紫の袈裟で有名な教団の指導者が得意技としていた空中浮遊ではないですか。。。
私のヨガへの志は、その瞬間本と一緒に閉じられました。(今だったらこの本ネタで欲しいです)
第二幕は、社会人になって少し太り始めたころでした。
ダイエットについて色々と考えました。多分、食べる量を抑えたら痩せるはずなんですが、お付き合いも増え、ストレスも増え、食べる量を落とすことは限界だなと考えました。今考えるとアホでした。痩せるのには一にも二にも食事制限が欠かせないんです。若干抵抗として、朝バナナダイエットを半年続けましたが、朝バナナしか食べないと昼間腹が減って余計にたくさん食べるということが地球上で暮らしている以上不文律としてあるらしく、抗えるわけもなく太っていきました。
次に考えたのは、消費カロリーを増やすことです。最初、近所をランニングしていたのですが増えてきた体重を支えることが出来ず、足首や膝を痛め断念。きっと、ランニングなんて毎日してたら早死にするに違いないと決めつけ、もっと簡単に痩せる運動方法を考えました。
勘の鋭い方だともうわかるかもしれませんが、ヨガです。それも、ハタヨガではなく、呼吸法をメインとした燃焼系のヨガです。
これは、本を買いました。メソッドとしては、胡坐をかき、鼻から息を吐き続けることで横隔膜を思い切り刺激して強い燃焼作用を身体にもたらすというものです。1分間に200回しろと書いてあり、最初の1週間練習してようやくそのスピードで出来る様になりました。そして、ストレッチしながらこの呼吸をしろと書いてあるのですが、そのキツさたるや凄いものがあり、汗までかき、かなり身体に効いている感覚があるのです。
ただ、痩せませんでした。体調はすこぶるよくなり、ご飯が美味しくなりました。
ということで、ヨガに頼って痩せようと考えている方は、私の体験談を鵜吞みにして思いとどまってください。
P.S. ホットヨガに通っていた私の妻は、ホットヨガの後は身体中が活性化され、栄養の吸収率が上がるので結果的に太ったと言ってました。
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