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乗用車の自動運転技術は世界を救うのか

ニュースで「アクセルペダルとブレーキペダルを間違えて踏んでしまった」という文言をよく見かけるようになりました。よくあるパターンが駐車場で本来止まるべき場所で急発進してしまい、店舗や歩行者や壁に激突し、場合によっては乗組員全員がお亡くなりになることもあります。走行中ではなくて停車中や低速運転中に多い事故のようです。

もし走行中の場合、ブレーキをかけようと思っていて誤ってアクセルペダルを踏んだ場合、そんなギリギリでブレーキを踏む人はいないはずなので気づいて事故を防ぐことが出来ると思います。問題は停車中や低速運転中(クリープ現象)、なぜアクセルペダルを間違えて踏んだ後思いっきり踏み込むのかが気になりますが。

テレビ番組でタレントの千原ジュニアさんがこう発言されていましたね・・・

 「60歳以上(または)70歳以上はミッション(MT)しかアカンことにしたらええやん」

「便利になるから不便になんねん。オートマ車だから、あんなことになる」

「ミッションだと(踏み間違えても)エンストするしかないから」 

制度として出来ることは、こういった運転免許が著しく低下した方や一定の年齢に達した方から免許を取り上げてしまう返納制度を法律で設けてしまうことぐらいでしょうか。運送業であったり、生活の足として必要不可欠な場合どうすればいいかという議論はもちろん出ると思いますし、進んでない理由はこの点にあると思います。

車の構造として変えられることはなんでしょうか。

車の運転は本来結構難しいもので、マニュアルミッション車で免許を取った時は、こんなに難しいことを老若男女問わずみんな平気でやってるのかと感心したものです。千原ジュニアさんが仰ってるように、オートマ車に初めて乗った時はとにかくやることが少ないなという印象を持ちました。さらに今後自動車業界は自動運転に舵を切っていくわけですが、実現するのでしょうか。

私個人的には、全ての商用車が自動運転になればとてつもないコスト削減になると思います。

  1. 燃費
    自動運転はプログラムした最適な発進、運行、停車が行われるのでパワーロスが極限まで無くなります。最適な車間距離を守って走行するので渋滞も起こりにくく、これも燃費低減につながります。
  2. 安全
    自動運転は突然の事故に見舞われない安全装置がついていることは勿論、オンライン上で他の車との相互コントロールが加えられるようになるでしょうから、危険の入り込む余地が無くなります。
  3. 人件費
    完全な無人運転で荷物を運ぶことが出来れば、鍵やパスワード管理で出荷と集荷の際に人がいれば事足りるようになり、人件費は大幅に削減されます。また、深夜に無休で安全な配送が出来るのも大きな魅力です。タクシーは恐らく無くなると思います。タクシーの代わりに町中に自動運転が可能な車が停められていて、そこに乗ってカード清算すれば目的地まで運んでくれるようになるはずです。バスも夜中に無人で運行されるようになるでしょう。

しかしながら、今のところ私個人としては自分が乗る車に自動運転は必要ないなと感じています。自動ブレーキングシステムや、追尾式オートクルージングモードなど、魅力的なことは承知なのですが、せっかく車に乗るのであれば自分の手で操りたいというのが私の本音です。その上で、アクセルとブレーキを間違えるようになったらその頃には自動運転のお世話になりたいなと思います。

 

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